公証役場では、会社設立の定款認証手続きにおいて、スタートアップ支援のために新たな取り組みを開始することになりました。
1 定款作成支援ツールの公開
小規模でシンプルな会社で、スピーディに会社設立をしたいという起業者のニーズに対応するため、開発されました。
ツールをダウンロードし、留意点・補足説明を確認してから、基本情報入力シートに入力していくだけで、定款が出来上がります。
但し、あくまで一例ですので、ご自身が設立したい会社の内容に沿って定款が作れているか、ご自身で確認する必要があります。
また、登記記載内容の項目であれば、設立後に定款を変更する場合に、別途登記費用がかかってきます。
2 48時間処理
東京都と福岡県限定ですが、2024年1月10日から、この定款作成支援ツールを利用して公証人の定款認証を受ける場合、原則48時間以内に定款認証手続きを完了させる試験運用が開始されているそうです。
3 ウェブ会議原則
定款認証をするために公証役場に赴く負担をなくすため、全国の公証役場において、2024年3月1日から、利用者から特段の希望がない限り、電子定款認証における面前審査をウェブ会議で実施する運用になっています。
定款認証は、設立する会社の本店所在地の管轄公証役場での手続きになるため、遠方の場合は、テレビ電話による定款認証か現地の公証役場に赴く必要がありましたので、負担が軽減されそうです。
※公証役場にて対面で審査を希望する場合は、申出書を提出することになります。
※認証済み定款データの受領方法については、オンライン申請システムまたはメールかどちらかを選択できるようになりました。
【引用元】日本公証人連合会HP
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