皆さん、こんにちは!
猛暑日だったり、急な大雨など天候に振り回されて体調がバテ気味な、スタッフの髙橋です(^-^;
今時期は、お盆休みの期間で、実家に帰省している方も多いのではないでしょうか。
せっかく家族でそろう場面、ぜひ色々な話をしていただけたらなと思います!
少し前に放送していた「ひとりでしにたい」(NHKドラマ)がなかなか面白かったです。
子供の視点と親の視点、家族がいる者の視点と独身者の視点、
それぞれどちらの言い分もよくわかる(笑)
「終活」がテーマで、話の内容が重いかなと思いきや、コミカルに見れます。
普段はなかなかフランクには話せないテーマかもしれませんが、これをきっかけに、終活について少し家族で考えてみたり、意見を交換したりするのもありかも?
相手は実はこう思っていたのか!、という気づきもあるかもしれません。
家族がいる場合でも終活の準備は必要ですが、おひとりさまの場合は終活をより意識して準備しておく必要があるかと思います。
身寄りがいない方(いわゆるおひとりさま)とは、
・ご家族がいない
・ご家族と連絡がとれない、支援を受けられない
・ご本人がご家族への連絡を拒否している といった、方々が含まれます。
身寄りのない方が亡くなった場合の流れとして、おおまかに下記のような手続きがあります。
①ご遺体の対応
一般的に、一旦は自治体が対応して、相続人や親族を探す。
身元が判明しているかそうでないかで、根拠法令が異なります。
身元が不明であれば、自治体負担で火葬まで執り行ったりする必要があります。
②葬儀と火葬の手続き
自治体が執り行いますが、その費用は、遺留金から賄われます。
基本的に葬儀は行わず、直送形式です。
③相続財産の手続き
法定相続人または、遺言書があれば遺言書どおりに引き継がれます。
相続人が見つからず、遺産が残った場合は、相続財産管理人を選任して相続人を探します。
最終的に相続人がいない場合は、遺産は国庫に帰属します。
④施設や賃貸、公共関係の手続き
・電気、ガス、水道、電話など公共料金の解約
・銀行口座の処理
・年金や保険の手続き
・賃貸物件の場合は解約手続き、不動産の手続き、施設の退去手続き など
こういった場合、自治体が相続人を探すのに時間を要することが多く、金融機関への手続きも煩雑なことから、自治体が相続人の意思確認不要で埋葬手続きのために費用を金融機関から引き出すことを認める通知が政府からでたようです。
「死者の預金、埋火葬費に充当可能=引き取り手がいない場合の運用明確化(政府)」(時事通信ニュース)
仮に家族など相続人がいればすんなりいく手続きも、おひとりさまの場合は、手続きに時間がかかったり、何よりご本人の意思のとおりに手続きを進められるかといった問題があります。
公的支援の活用や民間サービスの利用など、事前にどんな対策ができるか検討することも大切です。
現在の状況や将来への不安や悩みについて整理できていない方や、対策を検討したい方、
おひとりさまでも安心&安全な生活を送りたい方は、
まずはお気軽に司法書士事務所エンパシーへお問い合わせください。
★過去の関連ブログ★