司法書士がサポートする成年後見の申立て

みなさん、こんにちわ。

司法書士の柿沼です。

今年に入って、例年になく多い相談が成年後見の申立てに関するものです。

後見制度は申立ての時よりも、後見制度の利用が始まってからが大変で、本人の家族に「何をするの?」、「どうしたらよいの?」をきちんと理解してもらう必要があると思っています。


成年後見の申立てに必要なこと

申立ては、家庭裁判所に対して行います。

主な流れは以下のとおりです:

  1. 申立書類の作成
  2. 診断書の取得(医師による)
  3. 財産目録・収支予定表などの添付
  4. 家庭裁判所への提出
  5. 調査官との面談・審理
  6. 審判(開始決定)

手続自体はシンプルなのですが、実際には多くの書類の手配や作成が必要で、慣れていないととても大変です。


司法書士ができること

司法書士は、成年後見申立てにおいて以下のようなサポートを行います。

  • ✅ 家庭裁判所への提出書類の作成
  • ✅ 必要書類の収集支援(戸籍、登記事項証明書、診断書の案内など)
  • ✅ 財産目録の作成サポート
  • ✅ 本人・家族とのヒアリング
  • ✅ 家庭裁判所への同行(※必要に応じて)

また、公益社団法人リーガルサポートに所属している司法書士は後見人候補者になり、家庭裁判所の判断によりますが、その司法書士が後見人に選任されることは少なくありません。


よくあるご相談

  • 「自宅の不動産を売らなければお金が足りないが、所有者の親は認知症・・・」
  • 「親が認知症になってしまったけど、賃貸不動産の更新契約の手続きができない」
  • 「相続の前に、親の財産を管理する必要が出てきた」
  • 「認知症の父が相続人として遺産分割協議をしなければならない」

このようなときに、司法書士に相談されれば、手続きの円滑化家族の精神的負担の軽減になるかと思います。


まとめ

成年後見制度は、大切な家族を法的に守る手段のひとつです。
しかし、申立て手続きは複雑で、時間もかかるため、専門家のサポートがあるとスムーズに進められます。
司法書士は、書類の作成から裁判所への対応までトータルで支援することができます。


▶ ご相談はこちらから

成年後見についてのご相談を随時承っております。
ご家族やご自身の将来について、不安のある方はぜひ一度ご相談ください。

0

Related Posts

成年後見…

みなさん、こんにちわ。 司法書士の柿沼です。   かねてから…
Read more

成年後見…

こんにちは。 スタッフの髙橋です。   現在、行政書士会の成…
Read more