不動産売買の虚偽登記

 

25日、業界的には衝撃的なニュースがありました。

暴力団関係者らと共謀して羽賀研二容疑者が、不動産の虚偽登記をしたとして、逮捕されました。

そして、逮捕者の中には司法書士も含まれているとのこと。

捜査中なのでまだ事実がわかりませんが、司法書士も共謀して虚偽の登記をしたのかどうか、

大変気になるところです。

https://www.sankei.com/article/20240926-EBENIIUCB5EADA6L3JXBAMHF3A

引用;産経ニュース

 

不動産の売買(決済)は、とても緊張する現場でもあります。

高額な金額が動くこともあり、本人であるか否か、暴力団関係者が絡んでいないか、など

確認する必要がありますし、司法書士の責任重大です。

 

騙されて言われたとおりに登記しただけなら、

司法書士もある意味では被害者と言えるかもしれません・・・。

しかし、こういった不正取引を防止する社会的役割として司法書士の存在意義があるわけで、

書類が偽造されていないか、本当に本人なのか(なりすましではないか)、

丁寧に確認することを怠ってはいけないはずです。

 

司法書士が逐一確認する本人確認の作業は、お客様にとっては煩わしく感じる時間かもしれませんが、

ご依頼者様の権利保護のためにも、不正取引を防止するために行う重要な作業ですので、

今後ともご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

 

今話題のドラマもあるので、気になる方はぜひ。

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