前回、
遺言書の作成は、
法律に則り、
人やモノをきちんと特定することも大事ですが、
マナーもとても大事です、
とお話ししましたが、
そのつづきです。
それはそうですよね。
車の運転にしても、
道路交通法をキチンと守って運転しても、
交通マナーを知っていなければ、
余計なトラブルが起きてしまいます。
遺言書も同じです。
あなたが作成した遺言書が、
法律上有効とはいえ、
このマナー違反を犯していたら、
せっかくの遺言書が台無しになると思いませんか。
世にたくさんの遺言書作成本はありますが、
法律的なお話しばかりで、
この遺言書作成マナーを教えてくれるものは少ないです。
「遺言の呼吸 弐の型 罵詈雑言」
とういことで、
どんな遺言書かというと、
悪口や愚痴など、ネガティブな言葉が出てくる遺言書
長男や孫はかわいいけど、嫁はちょっとねぇ…
次男家族は、ほとんど家に寄り付かない…
こんなことを考えながら、
遺言書の下書きのまえに座っていませんか。
たとえ、文字としては出てこなくても、感情が伝わるのが人間です(情動伝染)。
そういう話は、
あなたの想いと一緒に柿沼がいくらでも聞きますので、
遺言を書く際には、
愛する家族の未来の幸せを願い、
凛とした心持ちで臨みたいですね。