株式会社や合同会社の設立の登記をすると、
資本金の額が登記されます。
よく質問される事項に、
「設立時の資本金の額はいくらが良いですか。」
があります。
この資本金、
「0円」から上は「1兆円」でも設立登記ができるため、
いくらでもよいといえば、いくらでもよい
(登記はできる、という意味で)のですが、
実務だと、いくつかの論点が絡んできます。
代表的なものは下記3点でしょうか。
① 許認可が必要な業務である場合、資本要件を満たしているか
➁ 資本金の額又は出資の金額が1,000万円以上にするかどうか
③ 創業融資をどれくらい借りたいか
おそらく、上記論点は、
会社の設立登記を自分でやる的な本にわかりやすく書いておらず、
単純に会社の登記手続だけをする士業の先生では先回りして説明はしてくれない(知らない方も多いかも)ところかもしれません。
実務という意味では、
実際に自分で会社を持っていて(事務所の経営ではなく)、
開業時の税務署等での手続きをしたことがあったり、
公庫等でお金を借りてみたり、
それなりの売り上げをあげていることで、
経営者として見えてくることが多々あります。
そんなアドバイスを受けられることが、
司法書士に会社設立を頼む一つのメリットであり、
価値だと思います。
こういった細かいところを知らずに設立をしてしまうと、
こんなはずではなかった・・・と
かえって余計なコストがかかることもあるでしょう。
気になる方は当事務所までお問い合わせください。