こんにちは。
今日は、ココロのお話です。
相続の現場ですと、相続が「争族」になってしまう原因が、
実は「お金の問題」ではなく、「ココロの問題」であったりします。
この数か月間、自宅などの限られた空間・人間関係の中で過ごしていている方も、
多くいらっしゃると思うのですが、
些細なことでイライラとしたり、
人や自分を責めてモノに当たったり、
過去のことを思い出して腹を立てたり・・
そんなことはありませんでしょうか?
私たちは日々様々な感情を抱きながら生きています。
そして、感情の中でも強いエネルギーを持つ「怒り」は、「相手」に対して
感じるものだと思い、私たちを悩ませます。
実は「怒り」の本当の原因はというのは、相手でも環境でも状況でもなく、
自分の中にあると言います。
「こうあってほしい」「こうあるはずだ」という、
自分の理想や期待、願望が裏切られたときに生まれるものだからです。
つまり怒りの原因は「自分のゆずれない価値観」。
誰かにイライラさせられたわけでもなく、怒らされたわけでもなく、
自分自身が生み出した感情なのです。
~日本アンガーマネジメント協会理事戸田久実さん~
意外ではありませんか?
そして、それぞれの「ゆずれない価値観」=「べき」は、
誰にでも通じる「常識」や「当たり前」ではないと言います。
・挨拶はするべき(の方が気持ちいいですけどね)
・時間は守るべき(守ってほしいですよね汗)
・上司のアドバイスに部下は従うべきetc.
「べき」は、もちろん自分にとっては「真実」です。
ただ、それはすべての人にとっての真実ではなく、
それぞれの違いを受け止めることが大切だそうです。
たとえ親子、兄弟姉妹であっても、同じことが言えるのではないでしょうか・・
・平等に分けるべき
・生前に尽くしたから多くもらえるべき
・長男だから家は継ぐべきetc.
皆さんはどう思われますか?
(次回に続く)