外出自粛が解除されつつありますが、
個人的には「今年は春がなかったなぁ」という感想です。
とは言え、暦はもう6月
二十四節気(にじゅうしせっき)では、6月6日~6月20日頃を、「芒種」(ぼうしゅ)といいます。
二十四節気といっても耳慣れないかもしれませんが、季節に大きく影響する太陽が移動する天球上の道を、黄道といいますよね。その黄道を24等分したもので、二十四節気の最初の節気は、2月4日頃の「立春」です。
さて、「芒種」とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃のことです。※一般的に本州では5月~6月
稲穂の先にある針のような突起を、芒(のぎ)といい、梅雨入りも間近で少し蒸し暑くなってくる頃です。
【芒種】
初候 6/5~6/9頃 蟷螂生(かまきりしょう)
秋に産みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃
次候 6/10~6/15頃 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
ホタルが暗闇に光を放ちながら、飛び交う頃
末候 6/16~6/20頃 梅子黄(うめのみきばむ)
梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃
「立春」「春分」「立夏」など、二十四節気を何気なくカレンダーで確認することが多いのですが、
四季のある日本ならではの豊かな情景が浮かび、暦(こよみ)という呼び方もまたいいなと思ったりしています。