東京都中央区にある司法書士事務所なので、
株式会社、合同会社、一般社団法人、医療法人等の設立の依頼は比較的多いです。
司法書士に頼まないで、自力で会社や法人の設立登記をされる方は増えていると思いますが、
その次の、銀行口座の開設で苦労する会社が実は少なくありません。
年々、口座開設の難易度は上がっていると感じます。
某メガバンクに口座開設に行ったら、けんもほろろに追い返された、なんてFB投稿を見かけたこともあります。
現在の商取引を行う際に、銀行口座がないことはかなり致命的で、会社を設立した意味がなくなる可能性すらあります。
弊所には、銀行口座が開設できなかったので、登記の変更をしたいというご相談がチラホラあります。
銀行口座の開設ができない場合、
金融機関からは「総合的な判断でお断りしております。」という回答しかもらえず、
何がどうダメだったのか教えてもらえません。
金融機関の内部規定であり、我々よりも圧倒的に情報をもっているので、なかなか難しい面はありますが、
色々な情報を持っているのが司法書士事務所の良いところでもあります。
<銀行口座の開設の可否のポイント>
(1)会社の本店
バーチャルオフィス、自宅、郵便物が届かない等の理由により断られることがあります。
(2)会社の目的
多すぎるとダメとか、〇〇〇と△△△という事業目的が併記されている会社はダメとか、まことしやかに囁かれています。
(3)発起人、役員
口座開設の際に、金融機関は人物照会をしますので、ブラックリストに載っている、犯罪歴がある等により引っかかることがあります。
携帯電話の利用料を払い忘れていたがために、信用情報に載ってしまう等は、うっかりしていると誰にでもありえることだと思います。
どこの金融機関は審査が厳しくて、
どこの金融機関は比較的審査が緩い等はやはりあります。
そういったことも含めて、
サポートできるところが司法書士に会社設立を頼む価値なのだと思います。