先週は、立て続けに2つの事業承継の話がありました。
いずれも、事業を第三者に譲り渡した方からのお話でした。
一つは、M&Aで有名な某会社に依頼をして、1年近くかかったがベストな譲受会社が見つかり、
現在は、オーナーが変わった旧自分の会社の代表取締役として、引き続き、事業を継続されていました。
社員の給料や社会保険の手続き等はすべて親会社が行ってくれるため、とても楽になったとおっしゃっていました。
ちなみに、M&A会社に支払った金額は金600万円とのこと。
もう一つは、ご自身で譲受会社を見つけてきたというか、オーナー直々に打診があり、悩まれた結果、
事業を売却することに決められた、とのこと。
こちらも売却後も、顧問という形で会社に関わるとのことで、どちらも友好的なM&Aでした。
2つの事業を売却された社長の共通点は、以下のとおりです。
・子ども等に事業を引き継ぐ気はないが、従業員等はいるため、どうしたらよいか悩んでいた。
・会社にまだ余力があるうちのイグジット戦略
・業界的に難しい流れがあった中、譲渡会社と譲受会社のそれぞれの持つマーケット、顧客網をそれぞれが活かすことができ、相乗効果が見込まれる。
・肩の荷が下りたことでの、晴れやかな笑顔。
・そして、新しいことへのチャレンジの模索
日本の中小企業を取り巻く環境というのは、消費税増税も含めて、厳しくなることが予想されますが、
こういった友好的スモールM&Aで、新たな活気が生まれてくる気がしています。
こういったノウハウ、スキル、経験値、マッチング等の人脈がある会社や人が重宝される時代だと感じます。
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