みなさん、こんにちわ。
司法書士の柿沼です。
都内で司法書士をしていると会社設立の登記のご依頼をよく頂きます。
いわゆる、起業というやつです。
ただ単に会社の設立登記をすることも可能ですが、せっかく一大決心をして起業する場面に立ち会わせて頂けるので、
「どうして起業するのか」、
「社会にどんな価値を提供していきたいのか」等、
お話を聞くことが多いです。
そんな中で思うのは、「起業には〇〇が必要」だということです。
さて、〇〇には何が入るでしょうか。
先日、起業の相談で、某ホテルのラウンジでお話を聞く機会がありました。
私から見ると、立派な学歴や経歴、なかなか普通の人が歩めないキャリアを持っている方でした。
ところが、その方の話を聞くと、起業はしたいが、ふにゃふにゃふにゃ・・・という感じでした。
「業界には私よりも凄い方がたくさんいるので(私なんかが起業してもよいものでしょうか・・・)」
「すでに、似たようなことをしている法人、団体があるので(そこと競争して勝てるのか・・・)」
会社を設立する方から事業内容のお話を聞いた場合、
外部的な要因や評価という視点から、
その方が会社を設立してまでそのサービスを世の中に提供する必要や価値があるのかというと、
90%は既存のサービスがあったり、代替できるサービスや手段が既にあるというのが本当のところだと思います。
したがって、外的要因を考えだしたら不安になることのほうが多いと思います。
一方で、
自分の内面を考えたときにはどうでしょうか。
「小さい頃からの夢だから」
「自分の今までの生きてきた中で、自分の視点で、自分だからこそできることがあるから」
「自分の使命(命を使ってやること)なので」
これだったら、誰かと比べるものでもないし、誰かから否定されることもありません。
しかし、これを持っているかどうかがとても大事だと、
起業のお手伝いをしている中で強く感じます。
一言で表すと、「覚悟」です。
ただ、起業したいと思う方が、この「覚悟」がないか、というとそうでもないのですが、
きちんと言語化して、人に伝えられるレベルにまで至っていないと感じます。
こういったサポートをするサービスを始める計画中です。